「愛論(アイロン)」?・・・「熨斗」つけて返されるカモ・・・

 3094日目・文字霊日記
 「愛」の源字・・・「㤅」・・・「𢗬」・・・愛論?
 「愛」の源字・・・「㤅」・・・「𢗬」・・・
 「愛論(アイロン)」?
  ↓↑
 「矢押(やのし) の樋」・・・「矢追の問い」・・・「八百井の問い」・・・?
 江戸時代
 羽前国
 向田藩の
 「矢押(やのし) 梶之助(かじのすけ)」
     矢熨斗
 ↓↑   ↓↑
 ・・・「やのし」= ~ですね・~でございます
    「 よし」=「 のし言葉」
    和歌山県の「丁寧語」・・・?
  ↓↑
 「熨斗=のし・ウット」
 「熨(熱でしわをのばす)=尉+火」
  +
 「斗(ひしゃく・ト)=枓・杓・柄杓」
  ↓↑
 「アイロン=火熨斗(ひのし)」

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 「熨斗=のし・ウット」
 「熨(熱でしわをのばす)=尉+火」
  +
 「斗(ひしゃく・ト)」
  ↓↑
 「アイロン=火熨斗(ひのし)」
 「熨斗=アイロン」
  ↓↑

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 熨斗鮑=アワビの肉を薄く削ぎ
     干して琥珀色の
     生乾きにし
     竹筒で押し伸ばし
     更に
     水洗い
     乾燥
     押し伸ばし
     を交互に何度も繰り返し
     調製したもの
    「のし」は延寿に通じ
     アワビ(鮑・鰒・蚫・abalone
     は
     長寿をもたらす食べ物とされ
     古来より
     縁起物
     神饌
     として用いられてきた

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 ↓↑
 熨=熱した金属の熱と重みにより
   布を伸ばす
   尉+火=布をしりの下におき
       熱を加え伸ばす
      敵を鎮圧する武官
      「火熨・熨斗」
  「火熨斗(ひのし)」
   片手鍋のような
   銅製容器に
   熾き火にした木炭を入れ
   熱と容器の重みで
   布のしわを伸ばした
   後に
   こて(鏝)を炭火で加熱し
   「火熨斗」に代用した
   「火熨斗」から
   「伸ばす」の
   「のし」に
   「熨斗」の字が当てられ
   「熨斗鮑」
    慶事の贈答に用いる
   「熨斗(のし)」になった
    ↓↑
   「アイロン」=「熨斗(ウット)」
   「Clothes Iron」
 ・・・「皺(しわ)」に「アイロン」・・・
 ・・・「縮れ毛」に「カールアイロン(curling iron)」・・・
  ↓↑
 「熨斗=のし・ウッツ・アイロン」
  ↓↑
  熨斗鮑=アワビの肉を薄く削ぎ
     干して琥珀色の
     生乾きにし
     竹筒で押し伸ばし
     更に
     水洗い
     乾燥
     押し伸ばし
     を交互に何度も繰り返し
     調製したもの
    「のし」は延寿に通じ
     アワビは
     長寿をもたらす食べ物とされ
     古来より
     縁起物
     神饌
     として用いられてきた
 ↓↑
 のしいか(伸し烏賊、熨斗烏賊)・・・槍(やり)烏賊
 「槍イカ」の異名
 「ササイカ(笹烏賊)」
 「サヤナガ・テナシ・テッポウ」
 「シャクハチイカ(尺八烏賊)」
 「spear squid (スピアー・スクィッド」
 ↓↑
 尉=尸+示+寸
   イ
   ウツ
   じょう
   官名・警察や軍事の官職名
   なぐさめる・やすんじる=慰
   火のし(熨斗)
   布地のしわをのばす道具=熨
   四等官(シトウカン)
   衛門府兵衛府などの第三位
   じょう
   おきな(翁)=男の老人
 犚=黑牛耳・黑耳牛
 螱=白蟻
 霨=クモ(雲)の湧(沸)き起こる様

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 ↓↑
 朗読
 読み手アリア
 「矢押の樋」
 山本周五郎

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  ↓↑
 「蜘蛛」に「愛=アイ=㤅」を訊いてみた・・・
       㤅=?
  旡=无+㇓・・・旡⇔兂・无・圥・炁・兓
    ㇓+无
    ㇓+一+尢
    キ
    満腹で、ノゾケッて、ため息をつく様
              息詰まる
              むせぶ
              ゲップ
              むせる
    「説文解字」の本字は「㒫」
    「巻八」に
    「㱃食の气、屰(逆・ギャク)にして
     息するを得ざるを㒫と曰ふ」
    旡=噎=口+壹
      饐=食+壹
      咽=口+因=むせぶ
    旡+心=㤅
  ↓↑ ↓↑
    兂=かんざし・シン
    无=ない・ブ・ム
    尢=まがる・もっとも・オウ
    圥=きのこ・ロク
      異体字「𠒶・𡴆=屮+六(亠ハ)
    炁=きらめく・キ・光り輝く
    兓=するどい・たすける・シン
  ↓↑
 「愛」の本質・・・雄が雌に自己存在をappeal
          雌が雄を誘惑し
          対になる相互了解を得るコト・・・
          始原は・・・相互了解でなかったカモ・・・
 「愛」の本質・・・雄が雌に飽きるほど喰わせるコト・・・
 「愛」の本質・・・快楽を与え合うコト・・・
 「愛」の本質・・・苦しみを分かち合うコト・・・
 「愛」の本質・・・家族になるコト・・・?
 「愛」の本質・・・衣食住を家族相互に維持防御出来ること
 「愛」の本質・・・愛+憎=密着+離反・・・愛の裏切り・愛の背反?
 「愛」の本質・・・愛+哀
  ↓↑
 「愛=㤅=无+心
    旡
   =一+尢+心」
     「尢」=足(あし・脚)に障害を持った人
      オウ・まがる
         机、台の曲げ脚
 で
 結局
 アイはアイに至る・・・?
  ↓↑
 「哀=衣+ 口」
    亠+𧘇+口
    亠+ノ+𠄌+乀+ノ+口
   アイ
   あわれ
   あわれむ
   かなしい
   かなしむ
   かわいそうに思う
   心が痛んでつらい気持ち
   喪・喪中
   特に父母の喪
 ↓↑
 哀(あわれ)
 哀(あわれむ)
 哀(かなしい)
   心に痛みを感じて
   泣きたくなるような気持ち
 哀(かなしむ)
 哀歌=悲しみの歌
 哀感=漠然とした悲しい気分や感じ
 哀歓=悲しみとよろこび
 哀願=同情する気持ちに訴え
    願いを頼み込むこと
 哀史=実際にあった
    悲しく哀れな出来事の記録
 哀愁=物悲しい気持ち
 哀悼(アイトウ)・・・相答・相問う・・・
 ↓↑
 嗚呼哀哉
 哀哀父母=哀哀たる父母
 哀感頑艶(アイカンガンヱン)
  歌声が物悲しく
  その歌声に心を奪われるということ
  文芸作品の美しさや悲しさが
  人を感動させるということ
  「頑(かたくな)」は愚かな人
  「艶(つや)」は頭が切れる人
  「頑艶を哀感せしむ」
  「哀しみ頑艶を感ぜしむ」
 ↓↑
 哀毀骨立(アイキコツリツ)
  哀しみのあまり体を毀し
  骨と皮ばかりになるほど痩せること
 ↓↑
 哀矜懲創(アイキョウチヨウソウ)
  罰は罪を反省して
  心を入れ替えるためのもの
  罰を与える者は
  相手を思いやる情け、悲しみ、哀れみ
  の心を持てという戒め
 ↓↑
 哀鴻遍地(アイコウヘンチ)
  戦いに敗れた兵士や難民が
  あらゆる場所にあふれている様子
  哀しげに鳴く雁が
  野原にあふれる様子を
  流浪する兵士や難民にたとえた
 ↓↑
 歓楽極まりて哀情多し
  喜びや楽しみが極まると
  あとは悲しみの情が生じる
 ↓↑
 鳥の将に死なんとする、その鳴くや哀し
  鳥の死に際の鳴き声は
  人の心を打つほど悲痛に響く
  このあとに
 人の将に死なんとするその言や善し
 ・・・死に際にいう言葉には
    真実が込められている・・・?
 ↓↑
 砑=石+牙
   ガ・ゲ
   石一ヰ𡕒ノオ牙=砑
 ↓↑
 碓・碾・磑
 石臼などでを
 平らに押し展(の)ばす
 また轢き潰(ひきつぶ)す
 同「𠚾・㧎」
 きらきらと光る石
 きらきらと艶があるさま
 ↓↑
 牙=𤘈=𤘉
   ガ・ゲ・きば・・・牙≠无
 ↓↑
 冴=冫+牙
   コ・ゴ・さえる
   冫一ヰ𡕒ノオ牙=冴
   こおる(こほル)
   氷がかたくいてつく
   こごえるように冷たい
  「𠖱」がほぼ同義
   さえる
   氷のように澄む
   遮(さえぎ)るものがなく澄み渡る
 ↓↑
 𢗬=心+牙=㤉
   ガ・ゲ
   㤉=一ヰ𡕒ノオ牙心=𢗬
   不安や恐れでびくびくする
   懼(おそ)れる
 ↓↑
 穿=穴+牙
   セン
   うがつ・はく・ほじくる
   宀ハ八穴一ヰ𡕒ノオ牙=穿
   穴を開ける・孔(あな)が開く
   反対側まで通す
   貫く
   同「串」
   狭いところを通り抜ける
   はく
   袴(はかま)
   ズボンj
   などを身に着(つ)ける
   靴や靴下などを履(は)く
   衣類などに足を通す
 ↓↑
 邪=牙+邑
   シャ・ジャ・ヤ
   よこしま
   一ヰ𡕒ノオ牙丨邑阝=邪
   ずれる・傾く・逸(そ)れる
   片寄る・曲がる・歪(ゆが)む
   正常でない
   本来の姿形や状態と違っている
   本来の姿やあり方でない
   同「衺」
   ~か・~や
   句末に付けて
   疑問・反語・感嘆の意
   同「耶」
  「琅邪(ロウヤ)」
   古地名
   山東省東南部~江蘇省東北部
   同「琅玡・琅琊・瑯琊」
 ↓↑
 訝=言+牙
   ガ・ゲ・ゲン
   いぶかる・怪訝
   言一ヰ𡕒丿オ牙=訝
   客を出迎える
   客が来る方に出向いて迎える
   同「迓・這」
   不思議に思う・疑い怪しむ
 ↓↑
 雅=牙+隹
   ガ・ゲ
   みやび
   一ヰ𡕒ノ丿オ牙隹=雅
   正統な・由緒正しい
   上品な・上品で優美な
   もとより・平素から
   カラス(烏・鴉)
   カラス科カラス属の鳥
   同「鴉・烏」
 ↓↑
 鴉=牙+鳥
   ア・エ
   からす
   𩿎・鵶・𪀹・𪀨
   一ヰ𡕒丿オ牙鳥=鴉
   カラス(烏・鴉)
  「孝鳥(コウチョウ)」
ーーーーー
 ・・・
 「昨非今是(サクヒコンゼ)」
  ↓↑
  千金の裘は一狐の腋に非ず
  ↓↑
  国を治めるには
  多くの有能な人材が必要だというたとえ
 「裘」は獣の毛皮で作った衣服
 「腋」は脇の下
  千金もする皮衣は
  一匹の狐のわき毛だけでは
  作れないという意
 『史記』劉敬叔孫通・賛
   「史記・伯夷」
 ↓↑
 靡=麻+非
   ヒ・ビ・ミ
   なびく・なびかす・おごる・ただれる
   なびく・したがう
  「靡然」
   おごる・おごり・ぜいたく・はなやか
  「奢靡(シャビ)」
   ただれる・ ち(散)る・ちらす
   ほろびる・ほろぼす・
  萎靡(イビ)・淫靡(インビ)・侈靡(シビ)
  奢靡(シャビ)・風靡(フウビ)
  靡く(なびく)
  ↓↑
 「矢押の樋」
 山本周五郎
 ↓↑
 天保の大飢饉
 (てんぽうのだいききん)
 江戸時代後期
 1833年天保四年)
 ~
 1835年~1837年
 最大規模化
 1839年天保十年)
 まで続いた
 寛永享保天明
 に続く
 江戸四大飢饉の一
 ↓↑
 天保四年(1833年
 豪雨
 洪水
 冷害
 の
 大凶作
 東北地方(陸奥国出羽国
 被害甚大
 仙台藩
 新田開発を行い
 実高で100万石を超えていたが
 米作に偏って
 被害甚大
 「天明の飢饉」より
 凶作対策が行われ
 死者数は少なかった
 商品作物の商業化で
 農村に貧富の差が拡大し
 貧農百姓が多く餓死
 各地の餓死のため
 幕府は
 江戸市中21ヶ所に
 御救小屋(5800人収容)を設置
 救済者は70万人を超えた
 米価急騰で
 各地で百姓一揆や打ちこわしが頻発
 天保七年六月
 幕府直轄領
 甲斐国
 一国規模の百姓一揆
 (天保騒動)
 天保八年二月
 大坂
 「大塩平八郎の乱
 大阪では毎日
 約150人~200人を超える餓死者
 ↓↑
 京都では
 東町奉行
 組与力
 「平塚瓢斎」
 が企画発案し
 「鳩居堂主人 熊谷直恭」
 「教諭所儒者 北小路三郎」
 の協力で
 鴨川三条橋の南に
 「御救小屋」を設置
 天保八年(1837年)正月
 ~
 翌年三月までの間に
 1480余人の流民を救援
 974人が寺院に埋葬
 その様子を詳細に描いた絵師
 「小沢華岳」筆
 「荒歳流民救恤図」原本
 (著色紙本、1巻)
 は京都の山本読書室資料に伝承
 明治32年(1899年)
 「渡辺崋山」筆とする
 偽物が流布
 ↓↑
 田原藩
 家老の
 「渡辺崋山」の師
 「佐藤信淵」の思想をもとに
 「凶荒心得書」
 を著して藩主に提出
 役人の綱紀粛正と倹約
 民衆の救済を最優先
 と説き
 給与改革や義倉の整備を実行
 ↓↑
 米沢藩
 義倉の整備
 「かてもの」
 という救荒食の手引書を作成配布
 ↓↑
 大飢饉の名残
 「てんぽな・・・」
 「てんぽ・・・」
 という形容動詞・形容詞が用いられる
 大変な・とんでもない・とてつもない
 途方もない
 などの意味
 「天明天保な・・・」
 ↓↑
 鳥取
 「申年がしん」
 飢饉の悲惨さが伝説
 ↓↑
 飢饉の犠牲者を慰霊する
 叢塚(くさむらづか)
 が東北地方を中心に残っている
 ↓↑
 人口
 日本の推計人口
 1833年からの5年間で
 125万2000人減少
 天明の大飢饉に匹敵
 ↓↑
 1833年天保4) 3,198万
 1838年天保9) 3,073万
 1843年(天保14) 3,177万 
 ↓↑
 箱館方面への人口移動 
 餓死を免れようと
 密かに蝦夷地へ渡る人がでて
 箱館方面の人口が増えた
 渡来した者は
 一時これを保護し
 1人につき
 米1升、銭200文を与えて
 帰らせるという対策だった
 密かに住み着くものもいた
 ↓↑
 原文は「フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』」
ーーーーー
 ・・・
 ↓↑
 古事記字源アレコレ
https://haa98940.wixsite.com/mysite/blog/archive/2021/09

 干支歴
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